久しぶりの音声収録で言葉が出てこない。そんな経験はありませんか?

久しぶりの音声配信収録。マイクの前、録音ボタンを押して話し始める。そのとき頭の中が真っ白になる。言葉が出てこない。ある程度、話す内容は決めてたはずなのに「何を話すんやったっけ?」って。そんなことありませんか。そんな時に役立つ「メモ台本」についてのお話しです。
ハタモトシンイチ 2022.10.14
誰でも

久しぶりの音声収録で役立つメモ台本の作り方

収録、どうやってたっけ?全部忘れてる。

2020年の3月ごろから音声配信を続けています。
先日、体調を崩して声が出にくかったんで、しばらく音声配信を休んでいました。ひと月近く間が空いたと思う。

久しぶりに音声の収録しました。
その時、なんだか収録作業がスムーズにいかなかったんです。内容も収録も編集も配信作業も全部、手間取る。ぎこちないと感じました。

配信に慣れてくると、感覚的に行動する部分が増えてきます。

間隔があくとその感覚的なものが抜けてしまうんでしょう。継続するって大切だなと改めて思いました。

感覚を思い出すために基本に戻ってみよう。

音声配信を始めて2年半ぐらい。

色々試行錯誤を繰り返しているうちに、無意識でもできることがだんだん増えていたみたいです。配信作業が複雑になってきてたんじゃないかと思います。

複雑な仕組みは、いざ再開するとなったときに、感覚を取り戻しにくいということが分かりました。

仕組みは、簡単でシンプルな方がいいと思います。

ということで感覚を取り戻すために、音声配信を始めた頃に作っていた「メモ台本」からやり直してみようと思います。

同じように、音声配信がストップしてしまった人、または、これから音声配信を始めてみたいと思ってる人のお役に立てると嬉しいです。

メモ台本作成の3つのポイント

台本っていうと、ちょっと大袈裟で大変そうですが、今回お話するのは、シンプルな「メモ台本」です。台本ってついてますが、単純に「メモ」と思っていただければいいと思います。

今回の配信も、その「メモ台本」を見ながらお話ししました。

「メモ台本」作成のポイントは3つあります。

1つは「シンプルな構成」2つ目が「必須要素」3つ目が「作成ツール」

この3つについてお話しします。

1:シンプルな構成

まず、シンプルな構成ですが、これはリスナーさんとか番組のテーマによって、アレンジが必要になってくると思います。

基本の構成としては、

1つ目が
「オープニング」

2つ目が
「メインテーマ」

3つ目が
「お知らせ」

最後に
「エンディング」

という4部構成でまず問題ないと思います。

「お知らせ」は、なければ無しでもいいです。「フォローお願いします」とか「お便りお待ちしています」とか簡単なことでも良いでしょう。

「エンディング」もさらっと簡単に終わる感じでもいいと思います。

とてもシンプルですよね。

全体を12分程度と考えると「メインテーマ」の部分はせいぜい8分程度しか時間を取れないと思います。意外と短い。

なので「メインテーマ」で話す内容は、あまり詰め込みすぎない方がいいと思います。

たくさんの内容を話そうとすると、どうしても早口になってしまいます。ゆっくり話す。これ結構難しいですよね。つい話のテンポが早くなりがち。意識してゆっくり話すようにしたいですね。

「メインテーマ」でお話しする内容は1つが良い。

1つのことを伝えるので、ポイントは1つでもいいと思います。多くても3つぐらいにまとめないと、この8分に入りきらないと思います。

今回ポイントは3つになっています。

2:必須要素

2つ目は「必須要素」。
これが最も重要な部分です。

先ほど書いた4つの項目

1:オープニング
2:メインテーマ
3:お知らせ
4:エンディング

その中に必ず入れておきたい4つ要素があります。

要素1:タイトルとオープニングに共通言語、共感ワードを入れる

1つ目の要素は「共通言語、共感ワード」です。

これはタイトルとオープニングに入れておきたい。

今回の配信内容でいうと「音声配信、台本、再開」という3つのワード。これが共感ワードになっています。

この言葉を目にして「自分のことだ」と共感してくれた人にクリックしてもらうわけです。

これをタイトルに入れる。オープニングのはじめの方でもこの言葉を含めて欲しいですね。

とにかく、本編に引き込まなければ始まりません。

要素2:リスナーとの対話を(オープニングに)入れる

2つ目の要素は、「リスナーとの対話要素」です。

これもオープニングに入れた方がいいと思います。

どういうものかというと、問いかけとか、呼びかけです。

リスナーさんに「〇〇ではありませんか?」と質問を投げかけてみたり、「一緒に〇〇しませんか?」という呼びかけをしてみたり、あるいは、リスナーさんの思いに寄り添うようなのも良いでしょう。

これをオープニングに含める。

要素3:聴いた後のリスナーのリアクション

3つ目の要素は「リスナーのリアクション」です。

その配信を聴いたリスナーさんが、その後どういうリアクションをとるのか。そのリアクションを想定して、この「メモ台本」の中に組み込んでおく。

今回でいうと「自分らしいメモ台本を作ってみましょう」というアクション提案を組み込んでいます。

要素4:聴くことで得られるベネフィット

最後、4つ目の要素。これは台本の中に組み込むというよりも、台本を作るときに考えておくという感じです。

それは、その配信を聴くことで得られるベネフィットです。

リスナーさんが、その配信を聴いて、どんな得があるのか、どんなベネフィットを得ることができるのか。

それを台本を作る時に決めておく。これは1番重要な要素になると思います。

せっかく貴重な自分の時間を使ってくださっているわけです。時間泥棒にならないための要素です。

ベネフィットは、それほど難易度高めのものでなくても良いと思います。

例えば、ほっこりした。安心した。スッキリした。わかった。笑った。そんな心の変化でも良いです。

例えば、今回の配信でいうと「いつか配信がストップしてしまっても、再開しやすくなる」というベネフィットです。

メモ台本を作る時に決めておく。収録する時もそれを頭に置いておく。

要素1と要素2は、聴く人が「自分ごと化」するための要素です。

ここで今回のテーマは自分のことなのだと思ってもらう。

要素3と要素4は、リスナーさんの満足度に関わる部分です。

これは、音声配信に限らず、ブログとかnoteなどの文章コンテンツ、あるいは映像コンテンツでも同じです。

写真コンテンツでも同じことがいえるんじゃないかと思っています。

写真でも?と思うかもしれませんが、写真にこの要素を入れるかどうかで、かなり印象が違ってくるんじゃないかと思ってます。ま、これは私の考え方であって、皆さんに通ずるかどうかはわかりません。でも、写真を撮るときにも意識してみるといいと思います。

3:作成ツール

最後のポイントの「作成ツール」ですが、ツールは、なんでもいいと思います。

手書きのメモ帳でもいいですし、パソコンのメモツール、スマホのメモアプリなどなど、使いやすいもの、普段使い慣れているものであればなんでもいいと思います。

使いやすいということはとても大切なので今回のお話、3つ目のポイントとして付け加えておきました。

皆さんも自分らしい音声配信の「メモ台本」作り、さっそく始めてみませんか。

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今回の内容は、音声でも配信しています。
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